石井丸のはじまりは大正元年。代々の漁法を受け継ぎ、漁業を専門に行っておりました。
平成12年ごろより、お客様によりおいしい状態でお魚を味わってほしいという想いから、自社で干物の製造・販売をはじめました。
そのため、当店では漁・製造・販売まですべて自社一貫で対応しており、余分なコストがかからないため、リーズナブルに高品質な干物をお客様にお届けできます。
石井丸の干物に使用するのは塩と水のみです。
大人のお客様だけではなく子どもにも安心して食べさせられるよう、保存料や添加物は一切使っていません。
塩は伝統の歴史がある「赤穂の天塩」を、水は不純物をほぼ100%除去した純水「RO水(Reverse Osmosis)」を使用しており、本物のお魚のおいしさを味わっていただけるよう、素材のもつ旨味を最大限に引き出した干物を作っています。
RO水とは、逆浸透膜(RO膜)を用いて作られた水のことです。
原水を逆浸透膜(RO膜)でろ過することにより、不純物をほぼ100%除去した純水となります。
通常のフィルターでは取り除くことのできないイオンや金属、ウイルスなどもほとんど除去することができるので、飲用はもちろん、赤ちゃんのミルク作りなどに活用している方も多くいます。
もともとはNASA(アメリカ航空宇宙局)が宇宙空間での飲料水作りを目的に開発した技術で、現在では食品加工や工業、医療現場や産婦人科などでも使用されております。
食品業界でも、安全性の高さから注目されており、軟水のため素材本来の味を邪魔せずにむしろ料理がおいしく仕上がると、活躍のシーンが多くなっています。
石井丸では伝統製法の天日干しで干物を作っています。
天日干しは自然の日光と風を当ててお魚を干す方法で、機械で干した製法と比べて、旨味が凝縮された膜が分厚くできると言われています。そのため、身の表面は締まった歯ごたえのある食感で、中はふんわりとしたおいしい干物になります。
当店は海のそばに店舗を構えており、開けた場所に入る日光と、海からの潮風の香りで、昔ながらの味わい深い干物ができあがります。